構想の中で、一番短い『結』。
でも『結』は、結論を伝える場でもなければ、話のオチの場でもありません。
――というのも、物語のテーマに対して、どう思うかは読者次第。
誘導は出来ても、そう感じてくれる保証がないのです。
何よりジャンルの好みが人ぞれそれ違うように、
結末の感想は読者によって違うから、また難しいんですよね。
そして、話のオチが必要なのは4コマ漫画であって、構成法ではありません。
つまり、構成法としての『結』の役割が別にあるという事です。
今回は、そんな物語の最期を飾る『結』の機能をご紹介いたします|ω・)
『結』がもつ3つの機能
その1/テーマの定着
昔話で例えると、<めでたし、めでたし>の部分が『結』にあたります。
要するに<めでたし、めでたし>で思い浮かんだシーンが、作者が用意したテーマを定着させるための場面なのです。
そのため、時代によって昔話も
<めでたし、めでたし>の内容が変わってたりします。
例えば、昔は悪を退治する。悪を倒す。
というクライマックスの末、幸せになった物語が、
仲直りして和気あいあいとした物語になってるケースがあります。
その2/余韻を感じさせる
クライマックスである『転』で訴えたテーマの余韻をいかに感じさせるかが『結』のポイント。
例えば「力を合わせるのが大切だ」というテーマなら、
協力した後の一体感が伝わるシーンで終えると、余韻に浸れます。
逆に「愛することは大切だ」というテーマにすると、
愛し合った末に幸せなシーンで終えることで、読者に余韻を与えます。
つまり余韻というののは――
(仲間っていいなぁ)(無事に幸せになって良かったなぁ)といった、
作品が終わった後、読者がしみじみと最後にひたれる時間を作ってあげることなんです。
因みに日本の面白いところは、
余韻によって様々な結末があることなんですよね。
□ノーマル・エンド/王道な結末・大筋の解決
□ハッピー・エンド/幸せな結末
□ベスト・エンド/最良の結末
□グッド・エンド/良い結末
□トゥルー・エンド/真相判明後の真の結末
◆バッド・エンド/身体は無事だけど、良くない結末
◆ワースト・エンド/生きてはいるけど、最悪な結末
◆ディド・エンド/主人公の死亡
◆全滅・エンド/主要キャラ全員の死亡
◆鬱エンド/鬱になる程の悪い結末
□メリーバッド・エンド/キャラや視点によって良し悪しが違う結末
□ビダー・エンド/苦い(後味が悪い)結末
□サッド・エンド/悲しい結末
◆アナザー・エンド/正規ルートの結末とは違う、別ルートの結末
◆打ち切り・エンド/俺達の戦いはこれからだ!(という形で最終回)
□バウムクーヘン・エンド↓↓
いかにも結ばれそうな2人なのに、他の相手と結婚する結末。
□女か虎かエンド↓↓
最終的にどうなったのか曖昧にして、読者の想像にお任せする結末。
その3/物語の続きの有無で余韻を変える
連載作品の場合、1話ごとの最後のシーンが『結』となります。
そのため、余韻の代わりに期待や不安を与えることで、読者の気を引く役割を果します。
「ところが」「しかし」は、読者に不安を与え。
「そして」「実は」などの追加要素の接続しには、期待に繋がり易いです。
ラストシーンに悩んだら……。
明確な答えを描き切る「クローズ・エンド」と
解釈を読者側に委ねてしまう「オープン・エンド」の二通りを考えてみてください。
狙って書く技術はなくても、筆がのった方を選べば物語の完成であります!!
因みに自分は、読者にその後を想像させるのが好きなので。
自然と「オープン・エンド」になりがちですね(*´ω`*)
最後に
要点を絞って「起承転結」をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
知ってはいたけど、具体的にどうすればいいのか分からない。という方は、
日本昔話を思い出しながら当てはめると分かり易いですよ|ω・)<桃太郎がオススメ

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